美食都市TOKYO 足りないのは退廃的BAR!

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安全と美食で世界No1の都市TOKYO

誰もが認めるところだと思うが東京は世界最高レベルの安全と美食の街だ。美食に関しても東京はミシュランで三つ星レストランの数が世界トップだ。そしてその美食を堪能した美女が帰りに一人で酔っぱらって夜道を歩いて帰れるのはとても素晴らしいことだろう。

しかし退廃紳士淑女としては,美食を堪能した後に官能的なスイッチを入れてくれる退廃的なラウンジやBARが以前より減ってしまったのが残念だ。

消えていった伝説のお店

かつてあったラウンジで最強だったのは麻布十番にあった「ロメオ・イ・ジュリエッタ」。会員制なので会員カードで扉を開けてから螺旋階段を下りていく間にもう女子の非日常のスイッチが入る。奧のソファは腰が完全に落ちてしまうほどのふかふか,前傾姿勢でいつでも逃げる体制など作ることはできない。高音質なサウンドでシャンパンを飲んでいると,店の中ではドラッグクイーンがポールダンスを始めている。いつしか幻想的な空間の中で彼女の唇を奪うことは難しいことでは無い。

ここの会員の人は近くの「鍵」という店も使えた。こちらは一見カウンターのバーに見えるが,会員の人は奧の秘密の扉を開けて,真っ暗なバースペースに行くことができた。こちらも口説ける店だったが,さすがにこちらは真っ暗過ぎてやり過ぎ感があった。

もうひとつ最強だったのは渋谷のタントラ。こちらも地下の階段を下りて扉を開けると幻想的なお香の香りの中で古代インドの王朝の世界にトリップすることができた。奧のパオでお酒を飲んでるだけで怪しい何かを吸っているんじゃないかというくらいの世界観。

極めつけはギーガーバー。あのエイリアンのデザインを手がけたHRギーガーをコンセプトにしたBARが白金にあった。非日常感が半端なかったが,よくある内装だけ凝った店ではなく,ちゃんとしたBARだったところがよかった。今でもスイスにはあるみたいなのでスイス旅行の時には是非。

今のTOKYOで使えるお店

こうした女子が完全に官能的スイッチを入れられるBARは今のTOKYOでは少ない。ハプニングバーのような上級のお店はあるが,まずは2回目のデートあたりで連れて行ける普通のBARで退廃的なところが是非とも欲しいところだ。

現在そうした数少ない店として使えるところを二つ紹介しよう。まずは「BANQUE」こちらは銀行の金庫を改造したお店で,入口の金庫のドアをあけるとまるで古城のような雰囲気。退廃貴族になった気分でワインを楽しめるバーだ。

次の紹介するのは天現寺にある「ル・バー」。こちらは暗めの店内でアールヌーヴォなガレのランプがなんとも言えない官能的な雰囲気をかもしだしてくれる。大きいカウンターもいい感じで,今夜こそと決めたい人には半個室もある。

最近は健全でお洒落なバーが多く,女性の官能スイッチを入れるためのお店が少ないのが残念だが,TOKYOを退廃CITYにしていくために是非退廃的なバーを増えるように我々退廃主義者達は活動していきたいところだ。

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