オヤジは定番スーツで勝負できる

オヤジ世代のファッションの強みはスーツが似合うことだ。もちろんジローラモさんのようなちょい悪オヤジ達はどんなファッションをしていてもかっこいい。しかし,我々オヤジ世代は普通に奇をてらう必要も無い。ただスーツにセンスのよい柄のネクタイをしているだけでオヤジはOKだ。

残念ながら若者がブリオーニやアルマーニのスーツを着ようとオヤジ世代のスーツがかもしだす雰囲気に勝つことはできない。オヤジ世代の強みのもうひとつは高級イタリアブランドに頼らなくてもブルックスブラザースやポールチュワートというベーシックな定番でも十分勝負できるところだ。トレンドにのらなくても定番でいい。ただ自分が培ってきた生き方の自信をスーツからにじみ出せばそれだけでいい。

オヤジならダブルのスーツも許される

オヤジファッションのもうひとつの強みは昔のファッションをしていても大丈夫。ダブルのスーツ,サスペンダー,アスコットタイ。どれも今の若者にはなかなか抵抗があるファッションだろう。

ところがオヤジであれば違和感がない。昔からしているのねと思われればそういうものだと見えるのだ。「このカフスボタンには想い出があってね」と語れるのは長年そのカフスボタンを愛用しているからこそ言える台詞であり,それだけで女子達にはセンスは伝わる。それこそトレーナーを石田純一の、プロデューサー巻きのようにひっかけていてもそれを長年しているオヤジ世代なら許されてしまう??のだ。

やはり目線は高い方がいい

これからのシーズンはスーツが似合う。女子にとって退廃主義なオヤジ世代はリスペクトの対象で無ければならない。決して女子の目線に降りていく必要は無い。彼女達もオヤジにはそれを求めていないのだ。だからオヤジはLINEの新しいスタンプ自慢を一生懸命送る必要は無いのだ。

長年のつき合いのアラサー,アラフォー女子となら流行の新店チェックもよいが,若い女子との最初のデートであればやはり定番や老舗の店を選ぶべきだろう。時間軸を自分のフィールドに持っていくことで高い目線での会話から入る方がよい。スーツを着たオヤジと定番料理という安定な保守の安心感から心と体は開かれる。イケメンへのドキドキとは違う戦略なのだ。でも自信を持ったスーツの着こなしをしていればオヤジはやがて誰もがダニエルクレイグやジョージクルーニーに見えてくる?はずだ。何故ならファッションは追いかけるものでは無く,退廃主義紳士は生き方がすでにファッションだからだ。

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