フジロックでHを楽しんだ女性のつぶやきが炎上
フジロックフェスティバルで3日間で5人とSEXしたとTwitterに書いた女性が炎上した。彼女宛に非難のクソリプが大量に飛んでいったようだ。退廃主義的にはこれまで書いてきたことのまとめ的な出来事でもあると思うのでとりあげてみたい。
退廃主義のムーブメントだった60年代のヒッピー文化
退廃主義的にはまずフェスという時点でもっと多くの人が楽しむべきだと考える。何しろ野外フェスと言えば伝説のウッドストックに代表されるヒッピー文化の象徴だ。ヒッピー文化はベトナム戦争に対する反戦運動の盛り上がりとともにLOVE&PEACEのキャッチフレーズとともに,若者達に生まれたカウンターカルチャーだ。既存の価値観を否定し,ドラッグとフリーセックスとロックを愛した。こうした流れを組むレイブイベントなどでは今でもドラッグパーティ化しているものもあるようだ。日本のフェスはこうした流れとは切り離されとても健全な世界として盛り上がったため,彼女の行動に違和感を覚える人も多いのかも知れない。
しかし以前ハレとケのところでも語ったように,そもそも日本人にとってのフェスはウッドストックよりもはるか昔から祭りとして存在していた。そしてそこではドラッグなどに頼らなくても乱交もありの非日常的な男女のトランス状態を生み出す仕掛けでもあったのだ。彼女が言っているとおり,フェスティバルに楽しむことの方が文化であり,近年の道徳感の方が不健全だ。
いい女が本当は楽しんでいることを言えない現状
以前にいい女にはワンナイトラブが本当はたくさんあることを書いたが,今回の件も彼女はたまたまつぶやいてしまっただけでもっともっと多くの行為が実際には行われているはずだ。現在の問題はそうしたリア充と見られてしまう人とそうでない人との二極化が進む中で,ますますリア充に対する攻撃が過激になっている点である。まさにハレとケがあることで普通の男女が日常を越えて退廃的な行為を体験できていた時代から,現在は普通に生きていればずっとケのままであり,何も自分には起きない。あったとしてもごく平凡な恋愛と結婚生活だ。そんな人々が奔放に生きている人を攻撃するのは自分が体験することのできない世界観への強烈なジェラシーでしかない。
そして平凡な世界を守ることのみが自分を納得させることなので乱す人達を激しく非難する。しかしよく考えて欲しい,間違っているのはその平凡な世界の方だ。結果的におきていることは,抑圧された世界が引き起こす性犯罪やストーカー,DV。大量の中年童貞とおばさん処女の群れだ。
こうした現状を変えなくてはいけない。日本男子と大和撫子達は野外フェスや夏祭りでトランス状態になり,非日常的テンションを高め,人間の本能としての欲望を爆発させ男女を求め合う夏にしようではないか。